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女性のためのお役立ちコラム

Column

HPVワクチン定期接種を受けましょう キャッチアップ接種は2025年3月31日で終了

子宮頸がんワクチンは、国が定める対象年齢であれば、公費で受けられるワクチンです。
公費対象の年齢や摂取内容について、解説します。
また、公費対象者ではない女性のワクチン接種についても紹介します。
今後ワクチンを接種する方や、接種するタイミングを逃してしまった方は目を通してみてください。

子宮頸がんワクチンは公費で接種できる

子宮頸がんワクチンは、対象年齢であれば、公費での接種が可能です。対象者とその年齢、接種回数について詳しく解説します。

対象は小学校6年生〜高校1年生

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)を公費で受けられる年齢は、小学校6年生〜高校1年生までの女性です。対象年齢になると、住まいがある市町村から接種に関するお知らせが届きます。
この子宮頸がんワクチンは、性交渉を経験する前に受けることが重要です。もし、性交渉を経験した方でも、ワクチンを接種することで子宮頸がんの確率を下げられます。
将来、子宮頸がんになるリスクを大幅に減らすために、ワクチンの接種をしましょう。

3回接種する ※例外あり

ワクチンの必要な接種回数は3回です。1回目に打ったワクチンから2か月後に2回目の接種、6か月後に3回目を接種します。
3回きちんと接種することで、子宮頸がんの原因のHPV感染を50%〜70%下げられます。今年度(令和5年度)から接種できるようになった9価のワクチン「シルガード9」では子宮頸がんの原因の80~90%を占める、
7種類のHPVの感染を予防することができます。

もし、1回目や2回目の接種時に気になる副反応があれば、接種をストップすることもできるワクチンです。アレルギー症状など副反応が出た方は、医師に相談してください。
対象年齢になった時に届く各市町村のお知らせを読んで、対象病院で接種をしましょう。

例外として2回の接種でよい場合があります。
15歳未満で1回目にシルガード9を接種した場合は、1回目接種後6か月から12か月後に2回目の接種をすれば、2回のみの接種でよいことになりました。

キャッチアップ接種について

キャッチアップ接種は令和7年(2025年)3月31日で終了になりました。
ただし、令和7年(2025年)3月31日までに1回以上接種を受けた方は令和8年(2026年)3月31日まで、2回目・3回目の接種を公費で(無料で)受けられます。

対象者以外は自費です

定期接種の対象年齢層以外の方の、ワクチン接種は自己負担です。ワクチンの自己負担額は、病院によって価格の幅があります。
15歳以上の方は、3回接種が原則です。

まとめ

子宮頸がんワクチンは、接種することで子宮頸がんのリスクを大幅に下げられるワクチンです。
ぜひ定期接種を受けられることをお勧めいたします。
長池産婦人科でも、子宮頸がんワクチンの定期接種を行っています。定期接種以外でもご希望の方にワクチンの接種も行っています。
ワクチン接種を希望する方は、受診券・保険証などを準備してお問い合わせください。