避妊の種類と特徴を医師が解説
日本で許可されている避妊方法について、その種類と特徴を解説します。
避妊についてよく分からない・かかりつけの産婦人科が欲しいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
医院紹介
長池産婦人科はJR仙台駅から徒歩10分でご来院いただけます。
産科には妊娠・避妊・中絶や性感染症、女性健康や思春期におけるお悩みなどをお気軽にご相談いただける相談室も設けております。
面談はもちろん、電話相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
避妊法にはさまざまな方法がある
「避妊」といっても、その方法は一つではありません。
タイミングによってさまざまな方法があります。
毎日服用する|経口避妊薬(OC)
経口避妊薬は、別名「ピル」とも呼ばれます。女性が毎日錠剤を服用することで、排卵を抑制し子宮内膜や入り口を変化させ、着床しにくい状態を作る方法です。
錠剤を毎日服用する必要があるため、旅行先などにも持っていきます。服用を忘れると排卵や着床の可能性が上がるため、毎日きちんと服用することが必要です。
また、持病がある方はピルを服用できないことがあります。
人によって眠気などの副作用が出るため、体に合うかどうかを試しましょう。
病院で子宮内にリングを入れる|IUD・IUS
IUD・IUSは、病院で子宮内にリングを入れる避妊方法です。その内容には、それぞれ違いがます。
どちらも、産婦人科で装着ができる避妊具です。きちんとした位置にあるかの定期的な検診が必要なため、近くの産婦人科に問い合わせてください。
性行為時に着用する|コンドーム
コンドームは、男性の性器にゴムでできた薄い袋を被せる避妊方法です。きちんと着用すれば高い確率で妊娠を防げます。しかし、着用時に破れる・性行為時に外れる可能性があります。
男性のサイズに合ったコンドームを正しくつけて避妊しましょう。
性行為後、コンドームが破れていないかどうか、確認も大切です。
また、コンドームの装着は、避妊だけではなく性感染症の予防としても効果が期待できます。
性行為後、非常事態が起こり緊急に服用する|アフターピル
コンドームが破れたり外れたりして、子宮内に精子が入り込んだ可能性のある方や望まない性行為をした方が緊急に服用する錠剤です。
病院で処方してもらい、服用する薬です。性行為後、72時間以内に服用することで、避妊確率が上がります。
服用後は、不正出血や吐き気・頭痛の副作用が出る可能性もあります
しかし、100%避妊できる薬ではありません。緊急時は、すぐに病院へかかりましょう。
避妊目的以外でも避妊法と同様の処置をする場合
避妊目的ではなく、月経困難症や月経過多などの治療でも、低用量ピルやIUS(ミレーナ)を用いる場合があります。
低用量ピルは女性ホルモンの薬です。ピルを服用することで女性ホルモンが体内に入ることで、脳はホルモンの分泌を不要と判断します。そのため、排卵が休止し月経に関するさまざまな症状に変化が起こります。
また、避妊リングの中でも女性ホルモンを放出するIUSは子宮内膜の増殖を抑制し、経血の量を減少させます。
このように、避妊法の技術は月経に関するさまざまな症状の治療のためにも用いられる場合があります。
月経に伴う症状にお困りの方は、産婦人科や婦人科の受診を検討することもおすすめです。
仙台駅からアクセスしやすい産婦人科
産婦人科の定休日は病院によって異なります。緊急に避妊薬の必要な事態が起こる可能性もあるため、すぐに駆け込める病院を調べておきましょう。
長池産婦人科は、仙台駅のアーケード街やビジネス街からも近い距離にある医院です。
仙台市の中心にあり、交通機関での来院もしやすいため、気軽にお越しいただけます。
まとめ
今回は、避妊方法についての内容を解説しました。
また、時には緊急性がある来院のために、日頃から通いやすい産婦人科があると心強いでしょう。
長池産婦人科は、仙台駅から徒歩で来院できる産婦人科医院です。
女性の体について、トラブルや悩みがある方はお気軽にお越しください。